こんにちは、nonochuです。
先週の火曜日で術後3週間、(術後21日)となりました。病院のプログラムでは、3分の2過重〜全過重になります。今回は、松葉杖生活から歩行生活になる変化が大きい時期にしたリハビリを中心に書いていこうと思います。
今日から全過重!!最初は体重をかけるのがこわい
私が入院している病院での術後プログラムでは、先週の火曜日で3週間だったので…全過重の予定でした…しかし、これまで、ずっと松葉杖を使って生活していた関係で、術後の足に体重をかける事がこわく歩き方も肩をクネクネと左右に振ってしまうので膝が内側に入ってしまう動作につながる恐れから…その日は、片松葉で生活することになりました。仕方ないですが…こんなことは良くあるので焦らずゆっくりとコツコツです。
右足に体重をかけた体重移動のリハビリ
私の場合、松葉杖が取れた直後は、術後の足に体重移動をするという事がうまく出来なかったので、体重移動のリハビリをしました。
- 両足で立つ
- 両肩水平になるように両手をあげる(T字で立つ)
- 術後の足に体重がかかるようにゆっくりと体重移動をする(へそにある重心を移動させる)
- 慣れてきたら重りを手に持って繰り返す
このように、術後の足に体重移動をする練習をしました。このリハビリで、歩く時の術後の足にかける体重移動の感覚をつかむことが出来ました。初めは、こうした細かいリハビリからです。
全過重のリハビリプログラムスクワット系①〜ハーフシッティングスクワット〜
片足にも過重をかけれるようになるために、スクワット系のトレーニングも増えました。私の場合は、膝を曲げると膝のお皿あたりにまだ痛みが出るので…普通の両足スクワットに加え膝に過重がかかリ過ぎないようなスクワットをしています。
- 少し高いベットの端に片方のお尻(体重をかけたい足)が出るように座る。
- 体重をかけたい足の方を前に出し座った状態でのランジのような体勢になる。
- 前足は、膝がつま先よりも前に出ないようにする。(床から垂直)
- 手を前に組んだ状態で背中を曲げずに綺麗にお辞儀をするように倒す。
- 4を繰り返す
ポイント 膝に負担をかけ過ぎないためのリハビリなんで痛みが出ないようにする。
膝が内側に入らないようにする。
膝がつま先よりも出ないようにする。
倒す上げるをゆっくりと繰り返す。
全過重のリハビリプログラムスクワット系②〜サイドレッグソーチ〜
これまでの両足スクワットに加えて過重をかけ、片足での筋力強化と片足での正しい足の使い方に修正するリハビリトレーニングです。(これがかなり難しくてきつい…)
- 両足ハーフスクワットの体勢になる。(膝よりもつま先を出さない)
- 片足に体重移動をする。(膝が内に入らないように固定)
- 体重をかけていない逆足を真横にスライドする。(膝がブレないようにする)
- 真横にスライド。2のポジション。真横にスライド。2のポジションを繰り返す。
ポイント 正しいポジションを大切にする。
常に、片足に体重をかけるようにする。
全過重のリハビリプログラムスクワット系③〜バックレッグソーチ〜
サイドレッグソーチの後ろに足をスライドするバージョンになります。
- 両足ハーフスクワットの体勢になる。(膝よりもつま先を出さない)
- 片足に体重移動をする。(膝が内に入らないように固定)
- 体重をかけていない逆足を真後ろにスライドする。(膝がブレないようにする)
- 真後ろにスライド、2のポジション。真後ろにスライド、2のポジションを繰り返す。
初めのうちは、うまくいきませんがそんな時は〜これまでのリハビリを活かす〜
始めのうちは、足の力の入れ方や足のつき方の感覚がどうも上手くいきません。そんな時は、足の「内在筋の運動」と「タオルギャザー」です。この二つの運動をすると足のつき方が断然良くなります。しっかりと足の裏で体重を支える感覚が分かります。なので、リハビリと合わせてやるとgoodです。私は、インターバルの休憩時間に効率的にやるのと、実際にこれらの運動をするとリハビリに集中しやすくなるのでリハビリの質を高めるためにもよくやっています。
内在筋はサイコーという記事はこちら↓
タオルギャザーもサイコーで集中力がますという記事はこちら↓
新しいメニューが増えても、自転車トレーニングは欠かさない
新しいメニューばかりしているとなかなか上手くいかない事が多いのでストレスが溜まります。心拍数を上げて持久力を上げることや、筋力強化に他に、特に考えなくても良いのでいい気分転換になっています。なので、毎回自転車トレーニングは欠かさずしています。これまでも言ってきたように自転車トレーニングはサイコーのリハビリトレーニングということはいうまでもありません。
ししゃもは当たり前!ソフトクリームも出た!!
自転車トレーニンングはサイコーのリハビリトレーニングという記事はこちら↓
今日のまとめ〜その一歩が次の一歩につながる〜
- 松葉杖から全過重始めのうちは恐さが残る
- 最初は、体重移動のリハビリから
- 全過重リハビリトレーニングは、スクワット系が多い
- 正しいフォームが大切
- これまでしてきたリハビリと併用しながらやることがリハビリの質を高める
以上が、松葉杖から全過重に変わる時にしていたリハビリです。
全過重になり、難しいリハビリ内容が増えてきます。始めのうちは、なかなかPTさんから要望されるフォームができなかったりします。なので、「なかなか上手く出来ない…はぁ〜」と落ち込むこともあります。しかし、次の日には、知らないうちに、少し上手くなっていたり少しずつですが小さな成長が見られたりします。この歳になっても、成長したり上手くなったり改善していくということはこの入院で改めて実感することができました。もちろんすぐには目に見えるような成長はないかもしれません。しかし、手術された方はよくわかると思います。これまでのことを思い出してみて下さい…
手術後、痛みがあっても徐々に無くなり腫れも引いていったり…足曲げも最初は、全然曲がらなくても、日に日に曲がるようになっていったりしたことを…
人間は、細胞レベルのミクロンの世界で見ると、朝の自分と夜の自分では、見た目は同じでも全く違う細胞に生まれ変わっているそうです。つまり、生きているという事は日々成長していることだともいえます。リハビリをする目的や目指す目標は、それぞれ違うとは思います。しかし、どの人も今の自分よりも明日の自分は成長した自分である事は間違いないです。そうした積み重ねが大きな成果になるということはこれまでの人生の中で誰もが経験してきたことです。焦らずゆっくり一歩を踏み出しましょう。その一歩が次の一歩につながります。
二度とない人生だから今日も輝いて生きましょう。